社長メッセージ・役員紹介

オーミインダストリーは「衣・食・住」と言われる人間生活の基盤のうち「住」に焦点を絞り、現在ではグローバルサウスと呼ばれる国々の皆様に、現地で調達できない商品をお届けする事を企業の原点として参りました。

具体的には、日本から薄鋼板を素材とする屋根（トタン屋根）材をアフリカ諸国の皆様にお届けする事が第一歩でありました。
その後、各国の有力な事業者の方々と友好的関係を築き、協業体制を確立、現地での鋼板製屋根の安定供給体制構築を目指して、尽力して参りました。

アフリカでは、現地の事業者の方々との取引は勿論ですが、加えて、数多くの印僑と呼ばれるインド系海外事業者の方々との知己も得て、ビジネス関係構築に至りました。その後はそういった方々とのご縁もあり、インドそのものにも事業の基盤を求め、確立いたしました。

また、印僑の皆様のネットワークを活かして、西南アジア諸国と呼ばれるバングラデッシュ、ネパール、スリランカ、パキスタンといった国々においても、各国の有力な事業者とのお取引する機会を得て、経済発展を支える鉄鋼製品の普及に努めてまいりました。
特に、インドに於いては「住」に関わる住宅用建材製品に留まらず、自動車、建設機械、インフラ、エネルギー、食品用各種パッケージング業界と多岐に渡る産業及び業種の方々と鉄鋼製品のお取引をさせて頂いております。

「鉄」という商材が弊社の最大の事業基盤であり、その鉄こそが媒介となり、エマージングカントリーやグローバルサウスと呼ばれる国々での「事業(取引先)ネットワーク」という最大の無形の財産をもたらしてくれました。

今後も各国での変化する鋼材需要に適確に対応し、その経済発展に貢献していくことは元より、弊社が築いてきたオーミインダストリーならではの事業ネットワークを活用して、世界的に激動する産業調達構造においても、日本は無論のこと、西南アジア各国やアフリカ諸国の経済発展と社会的課題解決に繋がる事業開発に挑戦し続ける所存でございます。